ジャカルタへ来る直前、いつもの美容院で「次はいつ来れるかわからないので、少々伸びたままでもいいようなスタイルにしておいて欲しい…」と
無理なお願いをしてきたのですが、さすがに5ヶ月経つとボリュームが…。
「そろそろ美容院に行きたいっ。でも日本に帰る予定は無いし…」
「ジャカルタで『お任せしますっ♪』って言える勇気はない…」
(数は少ないですが、ジャカルタにも「日本人が経営している美容院」や「日本語の通じる美容院」はあります)
でも、「初めて行く美容院探し」って日本でも難しくないですか?
(私の髪は普通の人より硬くて多くて黒いんです。なので結構悩みのタネだったりする…)
それを異国の地「ジャカルタ」で探すなんて、かなりハードル高いです。
やっぱり自分の髪の「クセ」とか「生え方」を解ってくれている方にお任せ
したいです。(←日本では15年以上同じ美容院で同じ担当だったの)
友達を通じて、あちこちのお店の評判を聞いてみたのですが、なかなか
決心がつかず…。
散々、迷って今日にまで至ったのに、何故かどうしても今日中に切りたく
なりました。
「どこにしようかな~。」
「予約せなアカンやろうし、やっぱり日本語OKのとこがいいよね~」
「あっ! でも当日予約ってOKかな?」
などと色々考えているうちにちょっと面倒くさくなってきました。
「そういえば…。うちのアパート、1階に美容院あったよね~。」
「絶対、日本語NGやけどチョバってみるか!!」(←チョバ=試す)
「予約も要らんはず…。」(←いつもスタッフは暇そうにしてた)
そんなこんなで結局、一番手近な美容院に行くことにしました。
スタッフ:「スラマッ シア~ン♪」(←「こんにちわ」の意。案の定イ語…)
私:「予約してないけどOK?」
スタッフ:「O~K~♪」
まずはシャンプー台に案内され、女性がシャンプーをしてくれました。
(ひゃ~っ! シャワー冷たっ!! ゴシゴシくるね!!!)
すると店の奥から、黄色いスマイル柄のTシャツを着た男の人が
胸の前に右手を添えながらやってきました。(←伝わるかな~?)
私:「・・・」
スタッフ:「ハァ~ロゥ~♪」(←間違いなくオネエ系やった…)
私:「ハ、ハロー…」
スタッフ:「今日は、どのようになさいますか~」
私:「スディキット カット サジャ」(←「ちょっと切るだけ」と言ったつもり)
(イ語と英語ちゃんぽんなのでどこまで伝わってるのか不明…)
スタッフ:「・・・?」
私:「ヘアカタログとかありますか?」
スタッフ:「あるわよ~。ちょっと待ってて~」(←絶対オネエ言葉のハズ!)
スタッフ:「はい。女性はこれ1冊なの。あとは男性用ばかりなのよ~。」
私:「う~ん。・・・。」(←絶対参考にならへんような斬新なスタイルばかり)
スタッフ:「どう?」
私:「後ろで結べる長さにしといて下さい。」(←もちろん全部ジェスチャー)
スタッフ:「OK」(←笑顔で同じジェスチャーを返してきた)
私:「まっ、とりあえず結べたらどうにでもなるか」
こんなやりとりがあって、カットスタート♪
私は家から持っていった雑誌を読みながら、時々鏡を見ていました。
「結構、大胆にザクザク切ってるよね~」と思いながらも潔く(?)
プロにお任せすることにしました。(←もう後戻りは出来ないし~)
スタッフ:「こんな感じでどうかしら?」(←鏡で後ろ姿を見せながら)
私:「OK」(←「おっと~。結構切ったね~」)
スタッフ:「では、ブローするわね~。」
髪の量が超☆多いので、かなり長い時間ドライヤーをあてていました。
(彼、途中から眉間にシワが寄ってた(笑))
スタッフ:「はい。出来たわよ~。」
私:「ど、どうもありがとう~。」
「これ絶対、後ろで結べないよね~。」と思いながら、両側の髪を後ろに
束ねるジェスチャーをしたところ、「OK~ ちょうど届く位でしょ?」みたいな
ジェスチャーをしてきた。
「やっぱり通じてなかったんや~。」(泣)
「あのジェスチャーは、ちょうど届く位っていう意味やったん?」
「まっ、だいぶ軽くなったし、シャンプー楽やからいいけど…。」
ちなみに気になるお値段はシャンプー&カット(ブロー込)Rp.125.000,-(日本円で1250円)でした。(←安っ! 父の散髪代並やん!!)
何ヵ月後になるかわかりませんが、次は別の美容院をチョバしてみようと思います。