語学学校の帰り道、いつものように運転手さんが話しかけてきました。
運転手さん:「今日のお昼は何食べるの?」
私:「そうやね~、何作ろうかな~。」
運転手さん:「ご飯? それとも麺?」
私:「う~ん。 まだ考えてない。」
運転手さん:「O~K~」(←「OK?」 OKって何よ!)
私:「わ、私、家で食べるからね。」(←先制防御したつもり…)
運転手さん:「わかってるよ。」
私:「・・・?」(←アパートのちょっと手前で車が停車)
運転手さん:「ちょっと待ってて~」
私:「えっ? どこ行くの?」
待つこと2分。
運転手さんは、手に何やらぶら下げて戻ってきました。
私:「何か買ったの?」
運転手さん:「はい、どうぞ。」(←パンパンに膨らんだビニール袋)
私:「何これ? 」(←何かのスープっぽい感じ)
運転手さん:「ソト〇〇だよ。」(←よく聞き取れず)
私:「ソト?」(←「ソト」は「スープ」の意味。)
運転手さん:「そう。ソト〇〇だよ。」(←やっぱりよく聞き取れず)
私:「ソト・アヤム?」(←「アヤム」は「鶏」の意味。)
運転手さん:「うん。いや、ちょっと違うかな。」
運転手さん:「ここのは辛くないから大丈夫。」
運転手さん:「お椀に移して、ご飯と一緒に食べたら美味しいよ。」
私:「はぁ~。とりあえず、ありがとう。」
運転手さん:「サンバルは辛いから、ほんの少しにするといいよ。」
私:「わかった。ありがとう。」
早速、家に帰って、「ソト〇〇」を器に移し、ご飯を盛って…。
「いただきま~す♪」
「お、美味しいやん!」
あっさりしたスープに「鶏肉」(←あんまり食べるトコはなかったけど…)と
「トマト」「ビーフン」が入っていました。
最近、移動中に外を見ながらあれこれ考えていました。
「『行列の出来る屋台』とか『人気のある屋台』ってあるんかな~?」
「安くて美味しい屋台もきっとあるやんな~?」
「でもなぁ・・・。」
「やっぱアカンかな~?」
「お腹こわすかな~?」
「でも…。」
「絶対NGなのは『不衛生な水で洗ってる容器』って言ってたし…。」
「・・・・・」
「もしかして、お持ち帰りなら大丈夫? 」
「よし、今度、語学学校の先生に『オススメの屋台』を聞いてみよう!」
と、こんなことを考えていた矢先の出来事だったのでオドロキでした。
「運転手さん、ありがとう。ごちそうさまでした。」