翌日、朝起きてみると天候は…。
「あ~ん…。ガックリ・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「これじゃ、トレッキングも何も無理やな…。」
「でも、こっちの雨はザ~ッと降ってパッと止むんちゃう…?」
「そうやといいけど…。」
「とりあえず朝食行くか…。」
「そやね…。」
「おはようございます…。あいにくのお天気ですね…。」
朝食を食べてしばらくすると、雨は上がりました。
「よかった、よかった~♪」
「昨日は暗くて何も見えへんかったけど、こんなロッジやったんや~。」
「ホンマやな~。」
「あれ? すぐ近くにシカがいるよ!」
「わぁ、ホンマや~。」(☆他にサルの群れとコモドドラゴンにも遭遇)
「皆さん、今日は島のすぐ向かいの『チダウン牧草地』に行きます。」
「何が見れるんやろ~? 楽しみ~♪」
私達は昨日のボートに乗り込みました。
10分程で対岸に着き、いよいよトレッキングのスタートです。
うっそうとしたジャングルの小道を進んでいきます。
「ワクワクする~♪ 何に出会えるかな~?」
しばらく歩くと、先に進むには膝くらいまで水に浸かってしまいそうな道が出てきました。(←おそらく昨日からの雨で水かさが増している)
「えっ? ここを通って行くん?」
「サンダルやったらええけど靴やし…。グショグショなるやん。」
「どうすんの? そのまま行くん? 脱ぐ?」
「えっ? 裸足?」
「足切ったりしたら破傷風になるんちゃう?」
「でも、これスニーカーお陀仏やで…。」
「せやね~。」
「よし! スニーカー脱いで靴下で行くか!」
15分程進むと、目の前に草原地帯が広がりました。
遠くにはバンテン(←太古の水牛)の群れが見えます。
「ではここで記念撮影をしてから来た道を戻りましょう。」
「もうちょっと奥まで進んでみたかったね…。」
「帰る時間もあることやし、仕方ないか…。」
「あらっ? 雨ちゃう?」
ここでまたポツポツ雨が降り出しました。
「早く帰ろう、帰ろう!」
皆、足元に気をつけながら急いでボートまで戻りました。
対岸のロッジに着いた頃には、雨も上がりましたが空はドンヨリ…。
「これって…。予定を早めてジャカルタに戻る方がいい気がする…。」
「昨日みたいにまた強風と高波で小型ボート大変なことになるんちゃう?」
「ホンマやね…。」
私達はランチを食べて、
12時過ぎには『プチャン島』を出発しました。
「いつかまたリベンジやな…。」 ウジュン・クーロン旅行⑨に続く