「今日こそはちゃんと来るやろね…。」
「いい加減ちゃんと直してくれな困るわ…。」
予定より早く用事が済んだのでレセプションに連絡。
「もう帰ってるので、早めに修理に来てもらえませんか…。」
しばらくすると、予定より1時間早く昨日のテクニシがやって来ました。
「ニョニャ~、部品買って来ましたよ。」
「領収書は?」
「無くしちゃいました…。」
「『ちゃんとレシートか領収書もらってね』って言ったやん!」
「ヤー、でもどっか行ってしまったんで…。」
「もうええから早く修理して…。」(←怒る気にもなれない)
「ニョニャ…、バケツありますか?」
「ニョニャ…、雑巾ありますか?」
いつものようにテクニシは『脚立』と『部品』を持ってくるだけ…。
いきなり天井裏のパイプをゴリゴリと切り始めました。
私は慌てて新聞紙を広げました。
「ガマンガマン…」
「取りあえずエアコンを直してもらえさえすれば…。」
30分程で工事は終了。
「エアコンはいつから使えるの?」
「明日には使えます。糊が乾くまで待たないと…。」
「わかりました。ありがとう。」
「じゃ、これで…。」
そう言ってそのままテクニシは帰って行きました。
私はタメ息をつきながら、新聞紙を片付け掃除機をかけました。
「はぁ、取りあえずこれで一件落着かな…。」